指圧の仕方・圧し方・手の形パート④
こんにちは、指圧師の鳰です。
自己指圧していますか?
前回までで指圧の基本的な圧し方はお伝えし終わりました。
改めて振り返ってみましょうかね。
①回目は、
「筋肉を真っ直ぐ垂直に押すことが大切」とお伝えしました。
②回目は、
「筋肉を触っている時間が大切」ということをお伝えしました。
➂回目は、
「圧している、圧されている筋肉に集中することが大切」とお伝えしました。
忘れた、知らない、という方は下記をご参照下さいね。
前回の記事
④快圧
指圧はだれでもできますから、
覚えてくださいね。
今回のコツは「快圧」です。
快圧は簡単に言えば「気持ちの良い圧」です。
簡単ですね。
特に自己指圧であれば、自分の心地よい強さで筋肉を圧せばよいだけなので、分かりやすいと思います。
強すぎてはだめ、弱すぎると効果が出にくい。
一番ちょうどよいものは結局気持ちが良いものとなります。
何故、その強さが良いのでしょう?
強く圧しすぎると、体は筋肉を硬くして防御反応を示します。
強い方が好きという方がいるのですが、試しに強く圧してみると身体に凄い力を入れて「気持ちが良い」と言います。
残念ながら固まりすぎて感覚が麻痺してしまっていることに加え、
触られると力を入るのが当然の反応とインプットされてしまっているんですね。
そういう方にはぜひ自己指圧での快圧を目指してほしいです。
私たちの方でも、マッサージの際に「ああ、力が入っているな」というのはすごく感じ取れます。
なので、そういう方は触られても力が入らない、正しい身体の反応が出る、というところまで身体を治さなくてはいけません。
それがどうしても時間がかかってしまうのです。
勿論、力みにくい触り方というのもあります。
ゆっくり、広く、柔らかく圧す。
これで、だいぶ力みにくくはなります。
しかし、長年かけて習慣になっている「マッサージに対して筋肉に力を入れて防御する」というものは抜けにくいのです。
これはどうしても時間がかかってしまうので、自分でも触ることで、触られることに慣れていきます。
そうすることで、力まなくなります。ここから、本当のマッサージの効果が始まります。
強圧というのはこれだけ身体に悪い影響を与えるのです。
だからこそ、指圧の基本に含まれていないものの、4つめの「快圧」は非常に大切なんですね。
何より、気持ち良くないと続きません(笑)
私たちプロがする分には強さを決められるのですが、自分でする分にはなれるまでは気持ちよく圧してあげてくださいね。
4回で指圧の極意をお伝えしました。
自己指圧は押す場所と、圧し方、そしてなによりも楽しく気持ちよくするのが重要です。
ゆっくり、リラックスして自己指圧をしながら、良い睡眠、整った自律神経、高い回復力を目指してくださいね。
ありがとうございます。
感謝致します。
ひびきのカイロプラクティック
鳰 瑞輝
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