自戒を込めて〜食べることは何ですか?生きることは何ですか?
何のために健康になりたいのですか?
武富 勝彦さんの
「葦がオレを呼んでいる!」
より
抜粋
編集・発行人 田中 智子
発行所 手の間
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自戒を込めていうならば、
からだを壊して食養生に
目覚めた人には、
なぜ健康を取り戻したいのかを考えていただきたい。
「自分の健康ばかりを考えている人は、本当の健康体にはなれない。
健康になるのは、
自分の使命役割を知り、
生かされていることに感謝し、
自分のためではなく他者のために何かを為すことが目的」だと、私は知りました。
食べることは生きること。
そして、生きることは何でしょうか?
この課題をいつも頭の片隅に置いて、
これからも土づくり、米づくり、
食づくりに励んでいきたいと思っています。
著者
武富勝彦(たけとみ·かつひこ)
著者紹介
1946年、佐賀県生まれ。西九州大学大学院修士課程修了(健康栄養学修士)。剣道三段、柔道二段。病気をきっかけに高校教諭から農業の道へ。佐賀県江北町で葦堆肥を使った古代米や野菜をつくる一方、雑穀や塩、味噌醤油、梅干しなとの商品開発も手がける。マクロビオティックに精通し、
有明の幸を使った郷土料理を得意とし、
独創的な料理をつくる料理人でもある。
河原に生える葦を堆肥にする循環型農業と古代米を生産し広めたことが、イタリアに本部を置くスローフード協会に評価され、
2002年に日本人初のスローフード大賞およびアジア初の審査員特別賞を受賞した。
2003年には江北町特別功労者表彰。
農業のかたわら、講演会や味噌づくり教室では、農業と食べ物と健康の関わりをテーマに、食の大切さを説いている。
古代米生産者でつくる九州有機農業生産者グループ葦農会代表、
九州有機農業塾副会長。(有)葦農取締役社長、(株)武富勝彦食品研究所取締役社長。
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