便秘と腸について⑤|5分間背骨ゆらしで自然治癒力を高める整体・カイロプラクティック
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便秘と腸について⑤
こんにちは。
今回は、「便秘と腸について⑤」です。
過去のブログは読まれましたでしょうか?
読まれてない方は、ぜひ読んで下さいね(^^)
「過去の記事」
免疫について
腸管免疫については、論文などでも多く発表されています。
従来から, 腸内微生物 を賦活したり新たに体外から投与することで生体の働きを調節しようという試みがなされてきた.。
たとえば, ある種の乳酸菌を経口接種すると, 有害微生物の経口感染を防止できるという報告がなされている.
また, 無菌動物においては, 免疫系, 特に腸管の局所免疫系の発達がきわめて悪く,
経口免疫寛容 (経口投与された抗原に対して, 全身免疫系が不応答になる現象) の誘導が阻害されており,
食物ア レルギーを起 こしやすい状態であることが示唆されている.
以上のことから, 腸内細菌は免疫系など生体の全身機能に深く関わっていることは明らかである.
など、多く記されています。
今回は、この免疫について、もう少し書いていきたいと思います。
免疫力が高いと、インフルエンザにかかりにくい、ガンになりにくいなど、言われると思います。
私達の体には、病気にならないように自分の体を守る機能が生まれたときより備わっています。
それが、免疫です。
免疫の役割は、体内にある病気の原因を無害化して健康状態を維持する事です。
つまり、外から体内に侵入したインフルエンザウイルスなどの病原菌や、
正常の細胞の突然変異によって発生したがん細胞を攻撃して、
無力化、無害化して守ってくれているのです。
そのために、機能しているのはマクロファージ、リンパ球などの免疫細胞や、インターフェロンなどの免疫物質です。
この中で、免疫の中心がT細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞などから構成される、リンパ球です。
リンパ球は、骨髄で作られ、白血球の中に存在し、血液の中を流れています。
そして、その60%以上が腸管に存在していると言われています。
では、なぜ体の中のうち腸管に半分以上集中しているのでしょうか?
それは、腸が体外とつながってる器官だからです。
腸と繋がっている口から、食べ物や飲み物に加えて、細菌やウイルスなどの病原菌や異物などが
体内へ侵入してきます。
そのため、腸管免疫が高くないと、体外から侵入する病原菌などに負けてしまい、
いつも病気になってしまうからです。
前に、腸内細菌は大腸にほとんが存在すると書きました。
では、小腸では?
小腸にも、少ないですが存在はします。
そのため、腸内免疫の中心は腸内細菌の非常に多い大腸かと思いますが、
実は、小腸こそが腸内免疫の中心となっています。
小腸の腸内免疫
腸管の粘膜には、リンパ球の集まる特有の部位(腸特有のリンパ組織)があります。
その容積は、腸の25%にも及びます。
この腸特有のリンパ組織こそが、腸管免疫系を担っています。
私達が、病気にならないように強力に守ってくれているのです。
この腸特有のリンパ組織を構成するのが、
●小腸のみに存在するパイエル板
●小腸大腸に存在する、腸管上皮細胞・上皮細胞間リンパ球
●小腸大腸に存在する、粘膜固有層・粘膜固有リンパ球
などがあります。
以上の3つの組織に、全身のリンパ球の60%以上が集まっているのです。
中でも、この中心となるのが、小腸にのみ存在するパイエル板なのです。
パイエル板は、小腸の一部である回腸にあり、腸管独自のリンパ節を形成しています。
腸管免疫の特徴
腸管免疫の特徴としては、
○細菌やウイルスなどの危険な病原菌を排除する
○食べ物や腸内細菌などの安全なものは排除しない。
この2つが挙げられます。
当たり前のようですが、これは腸の持つ高度な免疫機能なのです。
腸管免疫は、まず腸に侵入してきた食べ物などを、体にとって有害か無害かを判断し、
危険度合いにの有無によって、必要な免疫反応を起こしています。
つまり、細菌やウイルスなどの病原菌が侵入してくると、有害と判断し、
小腸のパイエル板のリンパ球などが働き、免疫反応を起こして病原菌を無害化して排出します。
逆に、問題のない食べ物や腸内の常在菌に対しては、このような反応は起こらず、
大丈夫と判断して受け入れます。
私達が、色々な物を食べても、健康でいられるのは腸内免疫系が
このような高度な識別能力と免疫反応を備えているからです。
ただし、この腸管免疫がきちんと働くためには、腸管の免疫力が良好な状態であることが必要です。
腸管免疫組織が弱いと、病原菌に対してきちんとした機能を果たすことが出来ないのです。
または、無害なものに対しても攻撃をしてしまい、良い細胞を攻撃してしまうこともあります。
アレルギーや膠原病などがこれに当てはまりますね。
つまり、病気にならないためには、腸管免疫力を高め、
この高度な機能がきちんと使える状態にしていることが、非常に重要なのです。
【参考文献】
●腸管免疫力を高めて病気にならない生き方 松生 恒夫 永岡書店 2012
●便秘と腸の基本と仕組み 坂井 正宙 秀和システム 2016
●腸内常在菌は腸管免疫系にどのように影響するか? 後藤 真生 化学と生物 2000年 38 巻 4 号 248-249
少しずつ便秘について発信していきますので、
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副院長 松本
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