北九州市戸畑区からお越しの70代Kさんです。

両膝関節でお悩みで来店されました。

病院では、変形性膝関節症と診断。

20年前から正座が出来なかった。

ここ数年で痛みがひどくなってきた。

糖尿病もあるため、手術も行えないとのこと。

行えたとしても、手術は行いたくないとのことで来院されました。

整形外科では、湿布と痛み止め、注射。

ペインクリニックでは、針治療。

整骨院では、電気治療や膝のストレッチなど

色々、通い試してきましたが、症状はひどくなるばかりでした。

まず、歩き方が、膝を伸ばしたままドスンドスンとしており、

姿勢も猫背で骨盤が後傾しています。

膝の痛みをかばって、ぎこちない感じで歩いていました。

膝関節から足関節にかけて、むくみがあり、

顕著な熱感などは、ありませんでした。

膝関節の変形もあり、膝を曲げる制限はありますが、伸ばす方は比較的良好でした。

膝周りの筋力は、70代にしては、比較的良好。

脚の見かけ上の長さは、左が2㎝短い状態。

これは、膝関節からか骨盤帯の代償によるものかは、施術後の変化で分かります。

施術後には、正常に戻っていましたので、骨盤の代償によるものが強いと感じました。

また、神経や背骨のズレを見る、3大指標は、5段階で４～５レベルでした。

施術後は、３～４レベルへ変化していました。

特に、背骨では、腰椎と、上部胸椎をズラして固めている状態でした。

施術は、しっかり背骨を整えて、自然治癒力を向上させます。

また、それに伴い、全身のバランスも良くなってきます。

Kさんは、膝痛で来られました。

今までの病院や整骨院でも治療等受けられていましたが、

内容は、対処療法です。

痛み止めや湿布は、とりあえず痛みをとる方法。

また、膝関節に直接アプローチするのも、対処療法です。

？？？えっ・・・とお思いの方もいらっしゃると思いますが、

まず、考えないといけないことは、なぜ膝が変形してしまったのか？

なぜ、痛みが出たのか？なぜ、負担がかかりすぎたのか？です。

膝関節の変形や痛みは、結果です。

事故や転倒などで直接的に何らかの外傷がない限り、

原因は、必ず他にあります。

つまり、結果（膝関節）に対して、施術や治療を行ったとしても、

原因には、アプローチしていないため、その時は楽になったとしても、

必ず再発しますし、負担はかかり続けているので、変形は進行していきます。

当店の施術では、背骨を調整することで全身を整えて、

原因の部分にアプローチしていきます。

なので、評価は行いますが、施術では、

膝関節へは何も行いません。

頑張って通院していくと、自然と膝への負担も減り、

痛みも減少していくのです。

そして、背骨のバランス、状態が良くなってきた段階で、

初めて、膝関節や必要な部分へのアプローチを行います。

この順番は、改善するためにはとても重要であり、

順番を間違えると、改善から遠ざかってしまいます。

また、背骨を固めてしまった。ズレてしまった原因も本人様に考えていただき、

修正を少しずつ行ってもらいます。

その原因とは・・・

背骨を日々固めてしまう原因は、ほとんどが以下の５つに当てはまります。

①食事内容

　食べ過ぎていないか？飲み過ぎていないか？バランス良く食べれているか？偏食はないか？糖質を取り過ぎていないか？

②睡眠内容

　睡眠時間をきちんと確保できているか？睡眠の質は良いか？

③運動不足や過剰

　定期的に運動を行っているか？逆に、自分の身体のキャパを越えて、やり過ぎていないか？

④日々のストレス

　職場や家庭でのストレスは適度であるか？ストレスをバランス良く発散できているか？

⑤姿勢不良

　日々の姿勢は良いか？長時間不良姿勢をしていないか？良い姿勢を意識でき、再現できているか？

など、簡単に書くと、このような感じです。

そして、これらが乱れてくると、

痛みやだるさなど症状として身体がサインを発してきます。

普通は、この段階で悪くならないように

メンテナンス（食事、睡眠、運動、ストレス、考え方、姿勢などの見直しなど）を行います。

しかし、それを無視し続けたり、我慢したり、薬などでごまかしたり、勢いだけで突っ走ってくると、

身体は痛みなどのＳＯＳサインを感じにくくなります。

すると、自分の知らぬ間に、さらに身体を固めていき、

脳から各器官に流れている神経の流れが悪くなっていきます。

（身体を固める；具体的には背骨などの関節の動きや、その周囲の筋・筋膜、各組織など）

そのため、本来持っている自然回復力が弱まり、自律神経も調整出来なくなり、乱れ、

疲労が溜まり続けて慢性疲労になっていきます。

そのままの状態でどんどん疲労を貯め続けると、

負担のかかっている部位（関節や内臓などの各器官）から

徐々に色々な症状が出てくるのです。

この症状のほとんどは、病院などに行っても検査しましたが、

悪い所はありませんと言われます。

また、さらに出てきたその症状に対して、メンテナンスをせずに

我慢し、無理をしたり、薬などでごまかしていくとどうなるでしょうか？

想像できますね？

今度は、さらに強い症状、あるいは違う症状が出てきます。

この悪い流れがどんどん繋がっていくと、

そうです。先ほど、病院では問題ありませんと書きましたが、

今度は、問題がありますと言われる状態になってくるのです。

つまり、いわゆる病気の状態になっていきます。

想像出来ると思いますが、後になればなるほど、

一晩寝たら回復するという状態から遠ざかっていくので、

疲労も溜まり、つらい症状もあり、悪い場合は病気になり、

回復も遅くなり、場合によっては、維持する事が精一杯の方も多くなってきます。

病院で治らないと言われた、もう諦めるしかない、

手術はしたくない・・・そのような方は、たくさんいらっしゃいます。

変形した骨は元には、戻りません。

生き物ですので、むしろ、年を重ねる毎に悪くなっていきます。

しかし、時間をかけて、しっかり頑張れば、

今の身体の状態での、ベストな状態には、することは出来ます。

諦めたくない方は、ぜひチャレンジしてみて下さい。

悪くしたのも貴方なら、良くするのも貴方です！

ぜひ、ご検討下さいね。

ひびきのカイロプラクティックの松本でした。

ありがとうございます。